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印鑑が出来るまで
印相体で『徳川家康』と彫刻する場合 材質:高級象牙:一般彫り

印面調整
とくさ板で印面を平らに磨ります
印面と板を水平に保ち一気に磨りますが、この時印材がぶれると印面が湾曲してしまい、捺印時に枠が写りません。
ただ水平に磨るといってもかなりの経験を要します。
朱打ち
印面に朱を塗ります
字割り
文字の配置を考慮して字割りをします

字入後の印面
字入れ
毛筆により墨書きします。
この際、捺印した時に正しく読めなければ困りますので、印面には左右逆の"左文字"を書きます。

粗彫り後の印面
粗彫り
朱の部分の赤い所を彫ります。
黒字の周りに、朱を少しだけ残して彫るのがコツ。
黒字を削ってしまうと仕上がった時に字が細くなり、力強さが感じられなくなってしまいます。
この行程を弟子が行う事で低価格を実現しました。
印面調整
印面に残った朱・墨を、再度くさ板で取り除きます。

墨打ち
印面に黒墨を打ち、細部に至るまで確認します。
 

仕上げ後の印面
仕上げ
仕上げ刀により字の際を少しづつ削って整えますが、一度削った所は元に戻らないので失敗は許されません。
一番神経を使う作業で、技の見せ所でもあります。


捺印
最後に捺印して完成度を確認。
納得出来る仕事が出来た時に、初めて一連の作業が完了します。
彫刻証明書の作成
彫刻証明書に捺印後、お客様へお届けいたします。

上記の行程を習得し一人前の職人になるには、20年以上の修行を要します。
他の職人同様一生勉強です。